よくあるご相談困ったときに / WordPress

WordPressのサイトが改ざんされたら、
まず何をするか

2026年10月23日 公開 / 文:BLUE ROCK GEAR合同会社

これまでにいただいたご相談をもとにまとめた一般的な解説です。絵は内容に合わせて描いたものです。

お店の奥の事務机で、店主がパソコンの画面全体の赤い警告表示を見て驚き、固まっている店主なんだこれ…うちのホームページが…

「ホームページを開いたら、見慣れない画面が出た」「お客様から、変なサイトに飛ばされると言われた」
WordPressのサイトが改ざんされたかもしれないとき、慌てて消したり、自分で直そうとしたりする前に、まずやることをまとめました。

先に結論

まずは止める・残す・相談する。サーバーの側でサイトを止めてもらい、ファイルや記録は消さずに残し、サイトを作った会社やサーバー会社に相談します。パスワードを変える、バックアップを戻す、だけでは直らないことがあります。

これまでにいただいたご相談をもとにまとめた一般的な解説です。特定のお客様の事例ではなく、すべての場合に当てはまるわけではありません。

よくある気づき方(兆し)

これらは兆しで、改ざんと決まったわけではありません。スマホや検索から来たときだけ起きる改ざんもあるので、怪しいページを何度も開かないようにします。

店主が電話を受けながら、困った顔で頭をかいている。パソコンの画面は暗い店主誰に連絡すればいいんだ…

まずやる3つのこと

動画でもご覧いただけます(音声が出ます)。

AI社員アオイが指を3本立てて説明し、タブレットに3つの四角が上から順に矢印でつながった図。店主が真剣に聞いている
01

止める:サーバーの側でサイトを止めてもらう

見に来た人に被害が広がらないよう、サーバー会社に連絡して、そのサイトを止めてもらいます。WordPressのメンテナンス表示にするだけでは、仕込まれたプログラムがサーバーの中で動き続けることがあります。止めただけで終わったとは限らないので、あとの調べにつなげます。

02

残す:消さずに、記録を残す

いつ気づいたか、どの画面で何が起きているかを、短く写真やメモで残します。サイトのファイルやデータ、サーバーの記録(ログ)は、消したり上書きしたりしません。記録は時間がたつと消えることがあるので、サーバー会社に、別の場所へ控えてもらえるか相談します。どこから入られたか、情報が漏れていないかを調べる材料になります。被害が続いているときは、記録より先に止めることを優先します。

03

相談する:作った会社やサーバー会社に

お店の小さなテーブルで、店主とアオイが向かい合い、アオイがタブレットを見せながら落ち着いて説明している店主パスワードを変えれば、もう大丈夫?アオイそれだけでは直らないことがあります

サイトを作った会社、保守を頼んでいる会社、サーバー会社に相談します。誰が管理しているか分からないときは、サーバーやドメインの契約の情報から確かめます。あわせて、更新済みの別の端末から、メール・サーバー・ドメインの管理アカウントのパスワードを変えます。乗っ取られたWordPressの管理画面には、新しいパスワードを打ちません。

そのあと、直すときにすること

店主の肩越しに、パソコンの画面にお店の写真が載ったいつものホームページが見え、店主がほっとしている

ここからは、WordPressの安全対策に慣れた担当者と一緒に進めます。

同じことを起こさないために

困ったときは、一人で直そうとせず、まず相談してください。誰が管理しているか分からない場合も、一緒に確かめるところから始められます。

よくあるご質問

改ざんされたかどうかは、どうやって気づきますか?

見慣れないページや広告が出る、別のサイトに飛ばされる、検索結果に身に覚えのない言葉が並ぶ、警告が出る、サーバー会社から連絡が来る、などがきっかけになることが多いです。ただ、これらは兆しで、改ざんと決まったわけではありません。スマホや検索から来たときだけ起きる改ざんもあるので、怪しいページを何度も開かず、サーバー会社などに確かめてもらいます。

WordPressのメンテナンス表示にすれば、止められますか?

それだけでは足りないことがあります。表示を変えても、仕込まれたプログラムはサーバーの中で動き続けることがあるからです。サーバー会社に改ざんの疑いを伝え、記録を残したまま、そのサイトを止めてもらいます。止めたあとも、裏で動き続けているものがないか、同じ契約のメールや別のサイトに影響がないかを、サーバー会社と確かめます。

すぐにサイトを消したほうがいいですか?

消さないでください。サイトのファイルやデータ、サーバーの記録(ログ)は、どこから入られたか、情報が漏れていないかを調べる材料になります。消したり上書きしたりすると、調べられなくなることがあります。

パスワードを変えれば大丈夫ですか?

まず、更新済みの別の端末から、メール・サーバー・ドメインの管理アカウントを守ります。乗っ取られたWordPressの管理画面に新しいパスワードを打つと、また盗まれることがあるので、担当者の指示があるまで打ちません。WordPressのパスワードは、直し終わったあとに変えます。パスワードを変えるだけでは直りません。

バックアップから戻せば済みますか?

戻したバックアップにも同じ問題が含まれていることがあり、今のサイトに上書きすると、仕込まれたファイルが残ることもあります。どこから入られたかを調べ、その穴をふさいでから、安全な状態で作り直すのが基本です。

お客様の情報を扱っているサイトです。何に気をつけますか?

問い合わせ・会員・注文などの個人情報を扱っている場合は、見られたり持ち出されたりしていないかを確かめます。漏えいやそのおそれがあるときは、個人情報保護委員会への報告や、ご本人への通知が必要になる場合があります。

朝のお店で、シャッターを上げながら笑顔の店主

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